開催目的と呼びたい参加者を整理し、イベントのコンセプト、プログラム構成、KPIを設計します。
こんな課題はありませんか
DADAは、イベントを「事業が生まれる場」として設計し、開催後の成果まで伴走します。
ソリューション
この事業の中で提供しているソリューションです。それぞれのページに、支援の範囲や進め方、スケジュールの例をまとめています。
支援内容
必要な部分だけを切り出してご依頼いただくことも、全体をまとめてお任せいただくこともできます。各項目をクリックすると、具体的な進め方を確認できます。
ピッチ、トークセッション、ネットワーキングなど、出会いが生まれるプログラムを設計します。
ターゲットに合わせて集客チャネルを設計し、申込フォームからメール配信までMA / CRMで運用します。
応募受付、審査運営、登壇者・審査員との調整など、プログラム事務局をまるごと担います。
会場・配信の手配、進行管理、受付・誘導まで、当日の運営を実行します。
参加者データを分析し、商談化やマッチング後のフォロー、次回の施策設計につなげます。
企画・コンセプト設計
最初に決めるのは「イベントのあとに、誰と誰のあいだで何が起きていてほしいか」です。開催の目的、来てほしい参加者、開催後に起こしたい動きを言葉にし、そこから逆算してコンセプトとプログラムの骨組みをつくります。事務局だけで決めるのではなく、協業する事業部や意思決定する方を早い段階から巻き込みます。ここで決めたことが、募集・集客・審査・当日の進行まで、すべての判断のよりどころになります。
具体的に行うこと
- 主催部署の担当者と90分のヒアリングを行い、開催の背景、社内での位置づけ、これまでのイベントで感じている課題を伺います。
- 協業する事業部の担当者と60分のワークショップを1〜2回行い、事業部が抱えている課題を「現場の言葉」で書き出して、募集テーマや登壇テーマの候補にします。
- 来てほしい参加者を、役職ではなく「今どんな状況にあって、何を探している人か」で書き出し、参加者層ごとに優先順位をつけます。
- 開催の型(協業型・出資検討型・共創・探索型など)を比べて、目的と社内の体制に合う型を選びます。
- デモデイや本番の日から逆算して、社内の決裁や会議体の日程も含めた全体スケジュールを引きます。
- 成果を測る指標を「来場数」ではなく「来てほしい層の来場数」「開催後の面談数」「協業の検討に進んだ件数」などで置き、目標の考え方を社内向けに整理します。
- 企画書のたたき台を作り、主催部署・事業部・経営層それぞれの確認の場に同席して、出た意見を反映します。
つまずきやすいポイント
事務局だけでテーマを決めると、採択や登壇のあとで事業部から「うちの課題とは違う」という声が出やすくなります。企画の段階で事業部の担当者にワークショップへ参加してもらい、テーマを事業部の課題の言葉で書くことで防ぎます。
申込数を目標にすると、数字を追って告知の範囲を広げ、来てほしい層ではない参加者が増えがちです。来てほしい層の来場数や開催後の面談数を主な指標にし、全体の申込数は参考として見るようにします。
DADAは、イベントを開くこと自体ではなく、開催後に商談や協業が動き出すことをゴールに置いて企画します。そのため、企画の最初の段階から「開催の翌週に何が起きていればよいか」を一緒に言葉にし、そこから当日のプログラムや集客を逆算します。
プログラム設計
当日のプログラムは、「誰と誰が、どんな会話をすれば成功か」から組み立てます。ピッチやトークセッションの順番と持ち時間だけでなく、来場者が登壇者と話すきっかけ、ネットワーキングの最初の数十分の動き、面談の申し込み方まで設計に含めます。忙しい決裁者や事業部の担当者が参加しやすいよう、途中からの参加や一部だけの参加も想定して構成します。
具体的に行うこと
- 企画で決めた「出会わせたい組み合わせ」を1〜2つに絞り、それに合うプログラムの型(ピッチ、パネル、少人数セッション、テーマ別テーブルなど)を選びます。
- ピッチの順番と持ち時間、質疑応答の有無、休憩の位置を決め、分単位のタイムテーブルを作ります。
- ネットワーキングの最初の20分に、テーマ別のテーブルやお題つきの自己紹介など、初対面同士が話し始められる仕掛けを入れます。
- 人気が集まりそうな投資家や役員には、「この時間はこのテーブルにいる」という形で場所と時間を決めて、少人数で話せる枠をつくります。
- 来場者が登壇企業との面談を申し込める仕組み(アンケートの選択欄や、その場で日程を決める受付)を設計します。
- デモデイの場合は、スタートアップと事業部の担当者が一緒に登壇する形を提案し、それぞれの話す内容の分担を決めます。
- 決裁者向けの少人数の意見交換の場など、参加者層ごとに「会場でしか得られないもの」を用意します。
つまずきやすいポイント
自由時間から始めると、知り合い同士で固まり、一人で来た人は誰とも話さずに帰りがちです。最初の20分だけは主催者がお題や組み合わせを用意し、自由にするのは後半からにします。
登壇枠を増やすと、一社あたりの時間が短くなり、来場者と話す時間も削られます。登壇数は、来場者がその後に面談したいと思える数にとどめ、話す時間を先に確保してからピッチの枠を決めます。
DADAは、プログラムを「話を聞く時間」ではなく「出会いが起きる時間」として設計します。ピッチの見栄えよりも、終わったあとに来場者と登壇者が次の約束をしているかどうかを重視し、そのための仕掛けをプログラムの中に組み込みます。
集客・広報
集客は、人数を集めることではなく「来てほしい人に来てもらうこと」を目的に設計します。参加者層ごとに届く経路と来る理由を整理し、告知ページ、個別の声がけ、招待、リマインドを組み合わせます。申込フォームでは、関心や探しているものも聞いておき、当日の名札や紹介、開催後のフォローにそのまま使える形でデータを管理します。
具体的に行うこと
- 参加者層ごとに「なぜ来るのか」を一行で書き、その層に届くチャネル(業界団体、支援機関、VC、取引先、社内の事業部など)を整理した集客計画を作ります。
- 告知ページや募集ページの構成と文面を作り、事業部が提供できるもの、話せる相手、対象外とするものまで書き込みます。
- 申込フォームを設計し、会社名や役職に加えて「探しているもの」「提供できるもの」「話してみたい登壇企業」を聞く項目を用意します。
- テーマに合う企業や参加者の候補をリストアップし、一社ずつ個別の声がけ文面を作って送ります。
- 登壇企業に招待枠と招待用の文面を渡し、それぞれの顧客候補や協業候補を呼んでもらいます。
- MA / CRMで申込者を参加者層ごとに管理し、申込直後の確定連絡、1〜2週間前の「会ってほしい登壇企業」の案内、前日のリマインドを配信します。
- 週1回、参加者層ごとの申込状況をお客様と確認し、足りない層があれば声がけを追加します。
つまずきやすいポイント
社外の集客に力を入れても、自社の事業部は全社案内だけでは来ないことがよくあります。事業部ごとに「あなたの部署の課題に関係する登壇企業がいます」と、登壇企業の資料を添えて個別に伝えるようにします。
欠席は、忘れたからではなく、ほかの予定の優先度が上がったことで起きます。前日のリマインドだけに頼らず、1〜2週間前に申込内容をもとに「あなたに会ってほしい登壇企業」を伝えて、イベントを本人の用事に変えておきます。
DADAは、告知の量を増やす前に「来てほしい人が来る理由」が伝わっているかを確かめます。申込フォームで集めた情報は、集客のためだけでなく、当日の引き合わせや開催後のフォローまで一続きで使えるように設計します。
事務局運営
募集から当日までの事務局業務を、窓口から記録まで一括でお引き受けします。応募の受付と問い合わせ対応、審査会の準備と進行、採択企業と事業部の面談の日程調整、登壇者・審査員とのやりとりなど、細かく発生する調整ごとを事務局が持ちます。お客様の担当者が、協業の判断や社内の調整といった「社内でしかできないこと」に時間を使えるようにするのがねらいです。
具体的に行うこと
- 応募フォームと事務局の問い合わせ窓口を用意し、応募の受付、内容の確認、応募者への連絡を行います。
- 審査の観点、評価方法、必須条件(実証できる現場があるか、協業に割ける担当者がいるかなど)を事業部と決め、審査シートを作ります。
- 書類審査と面談審査の日程を押さえ、審査員への資料送付、当日の進行、評価の集計、採択会議の議事録作成を行います。
- 採択・不採択の連絡文面を作り、不採択の企業にもできるだけ早く丁寧に結果を伝えます。
- 採択企業ごとに事業部の推進担当を確認し、メンタリング期間の面談日程を最初にまとめて押さえます。
- 面談やメンタリングに同席して議事録と次のアクションを記録し、週1回、進み具合を一覧にしてお客様と共有します。
- NDAやPoC契約の手続きの進み具合を管理し、法務部門とのやりとりで止まっている案件があれば早めにお知らせします。
つまずきやすいポイント
審査員ごとに見ている観点が違うと、点数を比べても議論が割れます。点数をつける前に「いつから、誰が、どこで試すか」などの必須条件を確認する段階を設け、審査の前に審査員と観点をすり合わせておきます。
採択後のNDAやPoC契約に時間がかかり、メンタリングの数週間が契約待ちで終わることがあります。ひな形は募集の前に法務部門と用意しておき、それでも時間がかかる場合は、契約のいらない範囲で検証のゴールの話し合いを先に進めます。
DADAは、事務局を「連絡係」ではなく、プログラムが止まりそうな場所を先に見つける役割だと考えています。日程や契約、事業部の動きを毎週見える形にして、止まりかけたものは早めにお客様と相談します。
当日オペレーション
当日は、進行が予定どおりに進むことと、来場者が登壇者とつながることの両方に責任を持ちます。会場と配信の手配、進行台本の作成、リハーサル、受付から誘導、ネットワーキングでの引き合わせまでを、役割を分けたスタッフ体制で運営します。ハイブリッド開催では、会場とオンラインのどちらの参加者にも分かりやすい進行を組みます。
具体的に行うこと
- 参加人数とプログラムに合う会場の候補を出し、下見をしたうえで、レイアウト、動線、ドリンクの位置まで決めます。
- 配信を行う場合は、機材と回線の手配、配信画面の構成、オンライン参加者の質問の受け方を決めます。
- 分単位の進行台本と、スタッフごとの役割分担表を作り、事前にお客様と読み合わせをします。
- 開催前日または当日の午前にリハーサルを行い、登壇者の資料、マイク、映像の切り替えを一つずつ確認します。
- 申込フォームの内容をもとに、立場ごとに色分けし「今探しているもの」を大きく書いた名札を用意し、受付で渡します。
- ネットワーキングでは、運営の仕事を持たない専任の紹介係を置き、事前に決めた組み合わせを乾杯の直後に引き合わせます。
- 終了直前に来場者アンケートを回収し、「話してみたい登壇企業」を選んだ方には、その場で面談の日程を決めます。
つまずきやすいポイント
ネットワーキングの時間は、忘れ物や機材の片付けなど運営の仕事が次々に出るため、兼務のスタッフでは紹介がほとんど行われません。紹介係は運営の仕事を持たない専任として置き、目立つ色のストラップで参加者からも分かるようにします。
会場の利用時間が短いと、リハーサルが削られて当日の映像や音声のトラブルにつながります。会場を押さえる段階でリハーサルの時間を含めて確保し、登壇者の資料は前日までに集めておきます。
DADAは、当日の運営を「事故なく終えること」だけでは評価しません。受付で渡す名札、会場の動線、紹介係の動き方まで、来場者が登壇者と話し始めるための仕掛けとして設計し、当日に面談の約束が生まれる状態をつくります。
開催後フォロー
イベントの成果が見えてくるのは、開催の翌週からです。来場者アンケートや面談の希望をもとに、双方が話したいと思っている組み合わせをつなぎ、その後の面談や協業の検討が進んでいるかを追いかけます。集めたデータは、社内への報告と次回の企画に使える形にまとめます。
具体的に行うこと
- 開催当日から翌日にかけて、来場者へのお礼と、当日の資料や登壇者の情報を送ります。
- アンケートで集めた「話してみたい相手」を集計し、お互いに選び合った組み合わせを2〜3日以内に主催者からご紹介します。
- 面談の設定状況を一覧にし、設定がまだの組み合わせには事務局から日程の候補を送ります。
- 開催から1ヶ月後をめどに、紹介した組み合わせや協業の検討がどうなったかを、登壇企業と事業部に確認します。
- 参加者層ごとの来場数、チャネルごとの来場と面談のつながり、欠席の多かった層などを分析します。
- 登壇企業に「会いたい相手に会えたか」を聞き、主催者側から見えにくい評価も集めます。
- 結果を開催報告書にまとめ、社内の報告会で次回に向けた改善案を一緒に整理します。
つまずきやすいポイント
参加者リストを配ると、一部の参加者が一斉に営業の連絡を送り、本当に話したかった相手との連絡まで警戒されてしまいます。リストは配らず、お互いに「また話したい」と選んだ組み合わせだけを主催者からつなぎます。
デモデイ後に協業が立ち消えになる原因の多くは、社内で推す人と、PoCの費用の出どころが決まっていないことです。採択の段階で推進担当を1人ずつ決め、予算の出どころも開催前に確認しておきます。
DADAは、イベントの成果を「当日の満足度」ではなく「翌週の面談数」とその先の協業の検討で見ます。開催後の動きまで追いかけて記録を残すことで、社内への説明と次回の企画がしやすい状態をつくります。
対応するイベント
オフライン・オンライン・ハイブリッドのいずれの形式にも対応します。
東京のイベント会場の候補
ピッチイベントやデモデイに使いやすい東京の会場を、小規模・中規模・大規模に分けて紹介しています。規模やネットワーキングの比重に合わせて、会場選びからご提案します。
進め方
Hear
ヒアリング
開催の目的、呼びたい参加者、開催後に起こしたいことを伺います。
Design
企画・設計
コンセプト、プログラム、集客導線、KPIを設計します。
Prepare
集客・事務局運営
集客を進めながら、応募受付や登壇者調整を行います。
Operate
開催
当日の進行、会場・配信、受付までを運営します。
Grow
開催後フォロー
参加者データを分析し、商談化や次の施策へつなげます。
こんなときにご活用いただけます
ご依頼の多い場面をもとに、支援の流れを具体的な例でご紹介します。期間や内容は一例で、状況に合わせて設計します。
背景
中期経営計画で「スタートアップとの協業」が掲げられ、オープンイノベーション部門がアクセラレーションプログラムの担当になりました。協業できるスタートアップを探したいものの、社内にはプログラムを運営した経験のある人がいません。
事業部を巻き込みたいと考えていますが、事業部は日々の業務で手一杯です。事業部から見ると、プログラムに関わっても自部署の成果として数えられるのかがはっきりしていません。
募集テーマ、審査の基準、契約の進め方、デモデイの形など、決めなければならないことが多く、何から手をつければよいのか分からない状態でした。
DADAの支援の流れ
- 開催6ヶ月前事業部と一緒に、募集テーマと協業のゴールを設計
事業部の担当者と60分のワークショップを2回行い、現場の課題を言葉にして募集テーマの骨子にします。あわせて、協業のゴール(PoCの実施、業務提携など)、成果の測り方、採択企業ごとの推進担当を決めます。この時期に、NDAとPoC契約のひな形を法務部門と用意し始め、PoC予算の出どころも担当役員に確認します。
- 5ヶ月前募集ページの制作と告知、スタートアップへの個別の声がけ
募集ページには、事業部が提供できる実証の場、話せる担当者の名前と役職、採択後の流れ、対象外とするものを書きます。テーマに合いそうなスタートアップをリストアップし、自社の現場の具体的な状況から書き出した文面で一社ずつ声をかけます。支援機関やVCにも紹介を依頼し、締切前には声がけした企業にリマインドを送ります。
- 4〜3ヶ月前応募受付と書類審査の運営、審査基準とシートの用意
審査基準は募集の前に決めておき、書類審査と面談審査の2段階で選考します。点数で比べる前に「いつから、誰が、どこで試すか」を応募企業に確認し、必須条件を満たすかどうかを見ます。採択数は、事業部が責任をもって伴走できる数から決め、不採択の企業にも早めに丁寧に結果を伝えます。
- 3〜1ヶ月前採択企業と事業部のメンタリング・面談の日程調整
キックオフで協業のゴールとデモデイまでに目指す状態を確認し、その後は2週間に1回程度の定例面談を行います。面談の日程は期間の最初にまとめて押さえ、事務局が議事録と次のアクションを記録します。早い段階で、スタートアップを事業部の現場に案内する見学の機会もつくります。
- 当日デモデイの企画・運営、来場者の受付から配信まで
経営層、他の事業部、投資家などを招き、会場とオンライン配信で開催します。ピッチは、スタートアップと事業部の推進担当が一緒に登壇し、協業で目指すことを話す形にします。来場者アンケートに「話してみたいスタートアップ」の欄を設け、その場で面談の日程を決めます。
- 開催後協業検討の進捗を事業部と定期的に確認
デモデイの翌週から、来場者との面談と、事業部との協業検討の進み具合を追いかけます。月1回をめどに事業部と状況を確認し、止まっている案件があれば理由を整理して次の手を相談します。振り返りの結果は報告書にまとめ、次回のテーマづくりや社内への成果報告に使います。
体制
プログラム全体の責任者として、社内の調整や経営層への報告を担います。事務局の実務はDADAに任せ、事業部との関係づくりに時間を使います。
募集テーマの設計、審査、採択企業とのメンタリングに参加します。採択企業1社ごとに1人ずつ、協業を社内で前に進める役を担います。
プログラムの位置づけとPoC予算の出どころを承認し、デモデイに参加して協業の判断に関わります。
企画、募集テーマの設計、審査基準づくりを中心に、プログラム全体の設計をまとめます。
応募の受付、審査会の運営、面談の日程調整と記録、デモデイの当日運営を担います。
成果を判断する観点
- 募集テーマに沿った応募が、狙ったスタートアップから届いているか
- 採択企業ごとに、事業部の推進担当が実際に動いているか
- デモデイの翌週までに設定された面談の数(〇件)
- PoCや協業の検討に進んだ件数(〇件)と、その後の進み具合
主なアウトプット
つまずきやすいポイント
最初の接点が協力のお願いだと、事業部にとっては仕事が増える話になります。最初に事業部の課題を聞く場をつくり、プログラムを「事業部の課題を解く手段」として位置づけてから、関わり方を相談します。
目立つスタートアップを選んでも、実証できる現場や先方の担当者がいなければ協業は進みません。点数で比べる前に、「いつから、誰が、どこで試すか」を必須条件として確認します。
推進担当とPoC予算が決まっていないと、デモデイのあとに協業が立ち消えになりがちです。この2つは企画の段階で経営層の承認をとっておきます。
支援のあとに目指す状態
事業部が自分ごととして関わり、協業候補のスタートアップとPoCの検討が始まっています。事業部の推進担当が、自分の言葉で協業の目的を社内に説明できる状態です。
募集から審査、契約、メンタリングまでの進め方が記録として残り、次回は社内でもどこを任せ、どこを自分たちで持つかを判断しやすくなっています。不採択の企業も将来の協業候補として整理されています。
背景
地域のスタートアップと地元企業をつなぐピッチイベントを毎年開催しています。開催の形が定着している一方で、来場者の顔ぶれが毎年ほとんど変わらなくなっています。
登壇するスタートアップからは「話したい相手に会えなかった」という声も聞こえてきます。地元企業の側も、決裁者や事業部の担当者よりも、情報収集の担当者が来ることが多くなっていました。
イベント後に誰と誰がつながったのかを追えておらず、予算を説明する場で成果を伝えにくい状態です。来年度に向けて、内容を見直したいと考えていました。
DADAの支援の流れ
- 開催4ヶ月前来てほしい参加者像を見直し、集客チャネルを再設計
これまでの来場者の傾向を担当者と振り返り、来てほしい参加者を「今どんな状況にあって、何を探している人か」で書き直します。参加者層ごとに来る理由と届く経路を整理し、関係機関や地元企業の経営者からの直接の招待など、人を介したチャネルを増やします。目標は申込数ではなく、来てほしい層の来場数と開催後の面談数で置きます。
- 3ヶ月前登壇スタートアップのキャスティングとピッチ内容の事前確認
地元企業が抱える課題と結びつきそうなスタートアップを候補に挙げ、個別に登壇を依頼します。登壇が決まった企業とは事前の打ち合わせを行い、地元企業に向けて「何を一緒に試したいか」が伝わる内容になっているかを確認します。登壇企業には招待枠を渡し、それぞれの顧客候補にも声をかけてもらいます。
- 2ヶ月前申込時に「会いたい相手」を聞き、事前マッチングを準備
申込フォームでは、会いたい人の名前ではなく「探しているもの」と「提供できるもの」を聞きます。集めた情報から、特に出会ってほしい組み合わせを事務局で選び、開催の数日前に本人へ紹介してよいかを確認します。1〜2週間前には、申込者ごとに会ってほしい登壇企業を案内します。
- 当日ピッチとネットワーキングの運営、マッチング面談の場づくり
名札には立場ごとの色と「今探しているもの」を大きく書き、話しかけるきっかけをつくります。ネットワーキングでは、専任の紹介係が乾杯の直後に事前に決めた組み合わせを引き合わせます。面談を希望する方には、その場で日程を決められる受付を用意します。
- 開催後アンケートと面談設定の状況を集計し、報告書にまとめる
終了直前に集めた「また話したい人」をもとに、お互いに選び合った組み合わせを主催者から紹介します。1ヶ月後をめどに、面談がどうなったかを確認します。参加者層ごとの来場、チャネルごとのつながり、登壇企業の声をまとめ、翌年度の企画に使える報告書にします。
体制
イベントの目的と予算の責任を持ち、地元企業や関係機関への声がけ、庁内や内部への報告を担います。
地元企業への案内や、来てほしい企業の紹介に協力していただきます。
参加者像の見直し、集客チャネルの再設計、プログラムとマッチングの仕組みづくりをまとめます。
申込の管理、登壇者との調整、当日の運営と紹介係、開催後の集計と報告書づくりを担います。
成果を判断する観点
- これまで来ていなかった参加層の来場数(〇名)
- 来てほしい層が、狙いどおりの比率で来場したか
- 開催後に設定された面談の数(〇件)と、その後の進み具合
- 登壇企業が「会いたい相手に会えた」と感じたか
主なアウトプット
つまずきやすいポイント
申込が伸びないときに対象を広げると、来てほしい層ほど「自分向けの場ではない」と感じて来なくなります。対象を絞って承認制にし、会場の広さも来てほしい層の人数に合わせて選びます。
人の名前で希望を聞くと、有名な企業や人に希望が集中し、叶わなかった参加者に不満が残ります。希望は「探しているもの」と「提供できるもの」で集め、事務局が意外な組み合わせも提案します。
リストを配ると営業の連絡が一斉に送られ、つながりはむしろ減ります。お互いに選び合った組み合わせだけを、主催者からつなぐようにします。
支援のあとに目指す状態
新しい参加層が加わり、開催後の面談数まで把握できています。登壇企業からも、話したい相手に会えたという声が届いています。
参加者層ごとの来場とチャネルの効果が記録に残っているので、翌年度の企画や予算の説明に結果を活かせます。来場者の中から、次回に知り合いを紹介してくれる協力者も見つかっています。
背景
出資先のスタートアップが増え、それぞれの資金調達や事業提携の機会を広げたいと考えています。そのために、投資家や事業会社を招いたデモデイを開くことにしました。
ところが、ファンドのメンバーは日々の投資検討と出資先の支援で手一杯です。招待先の選定や招待状の送付、出欠の管理、当日の会場と配信まで、運営に手が回りません。
以前に開いた会では、来場者は集まったものの、その後にどの出資先が誰と面談したのかが分からず、出資先への還元が見えにくいという反省もありました。
DADAの支援の流れ
- 開催3ヶ月前招待先リストの設計と、ピッチ順・プログラムの構成
出資先ごとに「どんな投資家・事業会社と会いたいか」を聞き取り、招待先リストを参加者層ごとに設計します。ピッチの順番は、来場者の関心と出資先の事業領域を見ながら決め、ピッチのあとに個別に話せる時間を確保します。決裁者向けには、同じ立場の人と話せる少人数の場も検討します。
- 2ヶ月前招待状とリマインドをMAで配信、出欠を一元管理
招待状には、登壇企業の一覧だけでなく、同席する方々の業種や立場も書いて「誰と会えるか」を伝えます。主要な招待先にはファンドのメンバーから直接声をかけてもらい、出資先にも招待枠を渡します。出欠と関心領域をMAで一元管理し、1〜2週間前には来場者ごとに関心に合う出資先を案内します。
- 1ヶ月前登壇スタートアップ向けのピッチ練習会を開催
練習会は2回程度行い、来場する投資家や事業会社の顔ぶれを共有したうえで、相手に合わせて伝える内容を整えます。持ち時間を守れるか、資料が会場と配信の両方で見やすいかも確認します。来場者に「次に何を話したいか」が伝わるよう、ピッチの最後に何を求めているかを入れてもらいます。
- 当日会場とオンライン配信のハイブリッド運営
会場では、出資先ごとに話せる場所を決めておき、紹介係が来場者と出資先を引き合わせます。オンライン参加者には質問の受付と、面談を申し込めるフォームを用意します。会場とオンラインのどちらからも、面談のリクエストが同じ形で集まるようにしておきます。
- 開催後来場者からの面談リクエストを集約し、出資先へ共有
デモデイの翌日から2〜3日以内に、来場者の面談リクエストを出資先ごとにまとめて共有します。日程調整が進んでいない組み合わせには事務局から候補日を送り、熱が冷めないうちに面談を設定します。1ヶ月後には面談の結果を出資先から聞き取り、次回の招待先の見直しに使います。
体制
デモデイの目的と招待の方針を決め、主要な投資家や事業会社の決裁者には自ら招待の連絡をします。
ピッチの準備と練習会への参加、自社の商談相手への招待を担います。
招待先リストの設計、プログラム構成、ピッチ練習会の企画をまとめます。
招待状とリマインドの配信、出欠管理、当日のハイブリッド運営、面談リクエストの集約を担います。
成果を判断する観点
- 出資先ごとに、会いたい種類の投資家・事業会社が来場したか
- デモデイの翌週までに設定された面談の数(〇件)
- 面談リクエストが特定の出資先に偏っていないか
- 出資先が「次も登壇したい」と感じたか
主なアウトプット
つまずきやすいポイント
配信があると「オンラインで見ればいい」と考える方も出てきます。個別に話せる時間や少人数の場など、会場でしか得られないものを招待状ではっきり伝えます。
リクエストの共有が1週間以上遅れると、来場者の関心は薄れていきます。当日のうちに集計できる形でリクエストを集め、翌日から2〜3日以内に出資先へ渡します。
支援のあとに目指す状態
デモデイの翌週には、出資先と投資家・事業会社の面談が次々に設定されています。ファンドのメンバーは、運営ではなく出資先との面談の中身に時間を使えています。
どの出資先が誰と面談したかが記録に残り、出資先への支援として説明できるようになっています。招待先リストと来場者の反応は、次回のデモデイの招待にもそのまま活かせます。
よくある質問
Q企画だけ、当日運営だけといった一部分の依頼もできますか?
はい。企画・コンセプト設計、事務局運営、当日オペレーション、開催後のフォローなど、必要な部分だけのご依頼も承ります。全体の状況を伺ったうえで、どこから関わるのがよいかもご提案します。
Q開催の何ヶ月前に相談すればよいですか?
規模と形式によって変わります。募集や審査を含むアクセラレーションプログラムは、デモデイから逆算して6ヶ月前に準備を始めるのが目安です。単発のピッチイベントでも、登壇者の調整と集客に時間がかかるため、早めのご相談をおすすめします。 開催6ヶ月前から逆算する準備ガイド →
Q会場が決まっていなくても相談できますか?
はい。開催の目的、参加人数、ピッチやネットワーキングの比重に合わせて、会場の候補からご提案します。東京の会場の候補は「ピッチイベント・デモデイの企画・運営」のページで紹介しています。 会場の候補を見る →
Qイベントの成果は、どのように測りますか?
来場者数や満足度だけでなく、開催後に生まれた面談、商談、PoC、出資の検討など、イベントの目的に沿った指標を企画の段階で決めます。開催後は参加者データを分析し、次の施策とあわせてご報告します。
Q自治体や支援機関が主催するイベントにも対応していますか?
はい。事業会社のアクセラレーションプログラムのほか、自治体や支援機関のピッチイベント、VCのデモデイなど、主催者の立場に合わせて企画と運営をご支援します。
関連する記事
このソリューションに関わるノウハウと、現場でよくある状況をもとにしたケーススタディです。

アクセラレーションプログラムの運営・進め方:開催6ヶ月前から逆算する準備ガイド
事業会社が初めてアクセラレーションプログラムを立ち上げるときに、いつまでに何を決めればよいのか。運営の進め方と開催6ヶ月前からの準備を時期ごとに整理し、現場でつまずきやすいポイントと、その防ぎ方をまとめました。

スタートアップイベントの交流会を「名刺交換会」で終わらせない設計
ネットワーキングの時間をとったのに、名刺が増えただけで次につながらない。そんな交流会を変えるために、事前マッチング、会場づくり、当日のファシリテーション、事後フォローまで、主催者が設計できることを整理しました。

ピッチイベントに「来てほしい人」を集める、参加者層から逆算する集客設計
ピッチイベントの集客は、人数を集めるだけでは成果につながりません。決裁者や事業部、投資家など「来てほしい人」を狙って集めるための設計を、現場でつまずきやすいポイントとあわせて解説します。

【ケーススタディ:ピッチイベント運営】「毎年同じ顔ぶれ」の自治体ピッチイベントを1年で作り変えるまで
地方都市B市の産業振興課が、毎年同じ顔ぶれで次につながらなかったピッチイベントを、約1年かけて作り変えていく過程を描いたモデルケースです。途中のつまずきと、そこから得た学びも紹介します。

【ケーススタディ:アクセラ運営】応募が来ない、事業部が動かない。地方製造業の初アクセラ立て直しの6ヶ月
地方の中堅製造業A社の経営企画部の担当者が、初めてのアクセラレーションプログラムで「応募が来ない」「事業部が動かない」状況から立て直すまでの約6ヶ月を、モデルケースとしてまとめました。
ほかのソリューション
Let’s build
what’s next.
開催時期や規模が決まっていなくても大丈夫です。構想段階からお気軽にご相談ください。
Startup Event Produceについて相談する →